CLAIRによるレポート「リバプールにおける文化芸術を活用した都市再生について」が面白い。

CLAIRによるレポート「リバプールにおける文化芸術を活用した都市再生について」が面白い。

Photo by crowdyke (Creative Commons BY-SA 2.0)

CLAIR(財団法人自治体国際化協会)という団体が、ウェブサイトで各国の地方自治についてレポートを公開しています。その中でふと目についた「リバプールにおける文化芸術を活用した都市再生について」を読んだら面白かったのでご紹介します。

リバプールにおける文化芸術を活用した都市再生について(17ページ / 897KB / PDFファイル)

このレポートは、リバプールが2008年に「欧州文化首都」に選出された際の取り組みと成果をまとめたものです。欧州文化首都とは1985年に始まった欧州連合による文化政策で、毎年いずれかの加盟国の都市が選出され、一年間にわたり集中的に文化行事を展開するものだそうです。

この欧州文化首都にリバプールが選出された経緯や、その後の成果にも目が行くんですが、レポート中でなによりも大切だと思ったのは下記の部分です。

Culture Liverpool DirectorのClaire Mccolgan氏は、これら数値で表される成果も勿論重要なことではあるが、それよりもまして重要な事は「リバプールが『信頼』を取り戻したことである。」と言う。

こういった施策の効果測定をする上で、どうしても数値で表すことができる成果に目が行きがちですが、実際に行った人は「信頼」という一種抽象的なものが最も重要であると言っています。

日本でも都市や地方自治体の再生事業は様々な形で行われていますが、とにかくここを忘れてはいけないと思います。他にも参考になる情報がたくさん含まれていますので、「街づくり」に関わる人はぜひ読んでみてください。


このブログに掲載されている写真は2013/05/24以降はRICOH GR、それ以前はRICOH GR DIGITAL IIIで撮影されています。


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